妥協なき高みへ
1世紀にわたって築かれてきた栄光あるシャトーのブレンド技術に深く根差した文化のもとに生まれたクラレンドルには、格付け一級ワインづくりに携わる熟練の造り手たちの豊かな知識と技巧が注ぎ込まれています。
ドメーヌ・クラレンス・ディロンの卓越した知識と技巧の恩恵を受ける専任チームのメンバー
事業本部長
ナタリー・バソ・ドウォーキンがワインに注ぐ情熱はアロマに端を発しています。化学と生物化学を学んだ彼女は、香りをなりわいとする運命にあったのです。ワイン醸造学とブドウ品種学の修士号を取得したのち、ワイン産業に大きな関心を持ったナタリーは、1993年にワイン醸造学の国家資格を取得します。その後ソーテルヌ地域で数年働いたのち、ワイン貿易の業界に進みました。9年後の2006年、ナタリーはドメーヌ・クラレンス・ディロンに入社し、クラレンドルの製造を率いることになります。ヴィンテージを重ねるごとに、彼女は提携するワイン生産者たちと信頼の絆を築き上げてきました。彼女はまさに職人であり、同時にクラレンドル・スタイルを伝えていく広報大使です。ナタリーは毎年、ドメーヌ・クラレンス・ディロンの醸造家の監修のもと、クラレンドルワインのブレンドに取り組んでいます。
技術部長
ジャン・フィリップ・マシュレフは2つの役割に等しく情熱を注いでいます。科学者でありワイン醸造家でもある彼は、歌劇の作曲家と脚本家のように、事業本部長のナタリーと二人三脚で、毎年クラレンドルワインの新たな領域を創り上げています。ジャン・フィリップ・マシュレフにとって、偉大なワインとはいつまでも心に残るワインです。彼はチームのメンバーとともに完璧を追求し続けており、その様子はさながら年ごとに新しいオペラ作品を創作しているかのようです。
専務取締役(ワイン醸造全般)
この少しいかめしい肩書きの裏には、自らの仕事に打ち込む男の姿があります。ドメーヌ・クラレンス・ディロン創業家の3代目にあたり、ワインづくりを統括しているジャン・フィリップ・デルマスは、クラレンドルワインについても年ごとに新たなストーリーを語ってくれます。まさに醸造芸術家である彼は、四季を通じて自然と人間の営みが与えてくれる材料を用いて、ドメーヌ・クラレンス・ディロンの名声をこんにち世界的に高めているすべてのワインを生み出しています。
ブレンドという技巧
私たちは毎年、ブレンドの比率を見直しています。これは長年パートナーを組んでいる地元のブドウ栽培家がヴィンテージごとに生み出す最良区画の特性だけをワインに反映させるためです。赤ワインには主にサンテミリオン、オー・メドック、そしてペサック・レオニャンで生まれるワインを使っています(ドメーヌ・クラレンス・ディロンの畑を含む)。白ワインは主にグラーヴ産です(ペサック・レオニャンを含む)。シャトー・オー・ブリオンのワインと同様に、クラレンドルは妥協のない品質とヴィンテージごとのばらつきのない一貫性を示すことで、信頼をお届けします。熟成は、環境に配慮した最新の貯蔵室で行われ、適切な貯蔵がもたらす熟成により、私たちのワインが本来の洗練さとエレガンスを発揮することをお約束します。