2004
クラレンドル ボルドー・ルージュ
テイスティングノート
ボルドー右岸のメルロー比率を高めたことが奏功して、深みのある色調で、凝縮感と優れたストラクチャーを備えたフルボディになりました。ラズベリー、チェリー、ブラックベリーなどの新鮮な果実のブーケと、スパイスやリコリスのニュアンスが感じられます。いっぽうカベルネは瑞々しさとともに、花やミネラルの香りをもたらしました。
2004年のクラレンドル ボルドー・ルージュは深い色合いとみごとな酸、そしてシルキーなテクスチャーを持っています。このヴィンテージの最高クラスのワインに共通するように、すばらしい熟成を遂げるポテンシャルを備えています。
天候
低温で湿潤な冬の後、ブドウは3月半ばから4月初めにかけて順調に萌芽しました。
これは健全な収量のきざしであり、迅速でムラのない開花、そして結実不良がほぼ皆無だったことからも、大収量が予想されました。しかし剪定や青摘みを施したため、大収量と予想されていた収穫量は減少しました。6月と7月の暖かく乾燥した天候のおかげで、開花と結実は良好でした。
8月から10月にかけて温暖な天気が続きましたが、過度な暑さではありませんでした。そのためブドウはゆっくりと成熟していき、芳香化合物の発達が促進されました。成熟する頃には、糖度は良好で、収量は低くなりました。高度な技術、そして成熟したフェノール化合物と瑞々しいアロマとが手をとり合った結果、2004年はまさに、ワイン造りの達人のための年と言えるでしょう。
赤ワイン用ブドウの収穫は9月下旬に始まりましたが、品種ごとに成熟のピークを迎えるように時期をずらして行われました。
製品の詳細
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美味しいお召し上がり方
飲み頃:2010年から2012年
テーブルに出す時の適温:18℃から20℃クラレンドル ボルドー・ルージュはテーブルに出す1時間前に開栓してデキャンターに移しておくとよいでしょう。
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ブドウ品種
80% メルロー
11% カベルネ・ソーヴィニヨン
9% カベルネ・フラン